やさしい日本語とは
平成20年度からEPA(経済連携協定)による受け入れがスタートし、平成29年には外国人技能実習制度に「介護」が追加されました。
すでに多くの外国人の方が日本の介護施設で働いていますが、活躍されている方もいれば、日本語の壁に頭を悩ませる方もいます。
外国人介護士はこれからの日本の介護業界を支える一員でもあります。
日本人と同じように真面目に仕事をする者もいれば、陽気で明るくフロアの盛り上げ役として活躍する方もいます。
受け入れ側の理解はありますか?
外国人の方が活躍できるかどうか…それは外国人の方の個人の問題ではなく、「受け入れ側の理解があるか」が重要です。
母国を離れ働くことを想像すれば、やはり心細いはず。。。
そうした想いの中、難しい日本語に頭を悩ませ、気軽に話しかけられず、相談もできない・・・という環境になってしまうと、相当なストレスをかけてしまうことになります。
だからこそ、受け入れる日本人介護士等が外国人の方に寄り添えるか、ということがポイントです☆
日本人介護士等もどうしていいか困惑中…
良く聞かれる話ですが、外国人を採用した本部や採用担当者は外国人介護士が活躍することを望んでいます。
しかし、実際に受け入れる現場の日本人スタッフは「一体どうしたら良いのか・・・」と困惑していると。
英語も話せないし、外国人の指導や教育なんて無理!といった方も多いでしょう。
ついつい、外国人の方のサポートに頭がいっぱいで、受け入れる日本人介護士等への対応が遅れてしまい、不満が募り、結果として外国人の方へのあたりがきつくなってしまい、居心地が悪くなり・・・。
日本語で接すれば良い。やさしい日本語を使おう!
ここで重要なのが、日本人介護士等が使用する日本語。
え?日本語は日本語でしょ!?と思われたあなた。その通りです。日本語は日本語。
ただし、難しい単語や言い回しは、私たち日本人も勘違いしたり、間違ってとらえてしまうこともあります。
まして外国人の方ならなおさら、ちんぷんかんぷん、です。
そこで知ってほしいのが、「やさしい日本語」です。
これは、簡単に言えば、外国人の方にもわかりやすい日本語、ということです。